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RTX A5500とは?スペックや性能、ベンチマークまで徹底解説

公開日:2023年06月16日 更新日:2026年10月09日

この記事では、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボード「NVIDIA RTX™ A5500」のスペックや特徴について解説します。

RTX A5500をカスタマイズ可能なおすすめパソコンもあわせてお伝えします。

どのパソコンを選んだら良いか分からない方も、ぜひ最後までご覧ください。

RTX A5500の基本スペック

NVIDIA RTX™ A5500
NVIDIAアーキテクチャ名 NVIDIA Ampere アーキテクチャ
開発コードネーム GA102
プロセス 8 nm
トランジスタ数 283億
NVIDIA CUDAコア 10,240基
レイトレーシング コア 第2世代
Tensorコア 第3世代
ベースクロック (MHz) 1170MHz
ブーストクロック (MHz) 1695MHz
ビデオメモリ容量・規格 24GB GDDR6
メモリインターフェイス幅 384bit
グラフィックスカード電力 (W) 230W
最小システム電力 (W) -
最大GPU 温度 (°C) -
対応API DirectX 12 Ultimate
Shader Model 6.6
OpenGL 4.6
Vulkan 1.3
長さ 266mm
幅 111mm
スロット 2スロット
発売日 2022/3

NVIDIA RTX™ A5500は、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボードです。

プロフェッショナル向けのNVIDIA RTX™ Aシリーズにおいて、特に高いグラフィック処理性能と大容量のメモリを搭載しているハイエンドクラスのグラフィックボードとして発売されました。

アーキテクチャには、ディープラーニング用の単精度浮動小数点 (FP32)のパフォーマンスが前世代から3倍になったNVIDIA Ampere アーキテクチャを採用しています。

そのため、2Dや3Dのグラフィックはもちろん、AIを活用できる性能も備えており、大学研究所から企業まで幅広く採用されています。

また、NVIDIA RTX Aシリーズには、ハイエンドクラスのRTX A5500以外にも、エントリークラスのNVIDIA RTX™ A2000や、ミドルクラスのNVIDIA RTX™ A4500などがあります。

RTX A5500のスペック比較

NVIDIA RTX™ A5500 NVIDIA RTX™ A5000 NVIDIA RTX™ A6000
NVIDIAアーキテクチャ名 NVIDIA Ampere アーキテクチャ NVIDIA Ampere アーキテクチャ NVIDIA Ampere アーキテクチャ
開発コードネーム GA102 GA102 GA102
プロセス 8 nm 8 nm 8 nm
トランジスタ数 283億 283億 283億
NVIDIA CUDAコア 10,240基 8,192基 10,752基
レイトレーシング コア 第2世代 第2世代 第2世代
Tensorコア 第3世代 第3世代 第3世代
ベースクロック (MHz) 1170MHz 1170MHz 1455MHz
ブーストクロック (MHz) 1695MHz 1695MHz 1860MHz
ビデオメモリ容量・規格 24GB GDDR6 24GB GDDR6 48GB GDDR6
メモリインターフェイス幅 384bit 384bit 384bit
グラフィックスカード電力 (W) 230W 230W 300W
最小システム電力 (W) - - -
最大GPU 温度 (°C) - - -
対応API DirectX 12 Ultimate
Shader Model 6.6
OpenGL 4.6
Vulkan 1.3
DirectX 12.07
Shader Model 5.17
OpenGL 4.68 
Vulkan 1.2
DirectX 12.07
Shader Model 5.17
OpenGL 4.68 
Vulkan 1.18
長さ 266mm 266mm 266mm
幅 111mm 111mm 111mm
スロット 2スロット 2スロット 2スロット
発売日 2022/3 2021/5 2020/12

RTX A5500のスペックを、下位モデルのNVIDIA RTX™ A5000と、上位モデルのNVIDIA RTX™ A6000と比較してみていきましょう。

RTX A5000との比較

RTX A5000は、RTX A5500と同じRTX Aシリーズのグラフィックボードであるため、アーキテクチャには同じAmpere世代を採用し、開発コードネームもGA102です。

全体を通して大きな性能差はありませんが、RTX A5500のCUDAコアは、RTX A5000の125%の搭載数で、並列処理性能はRTX A5500が上回っています。

RTX A5500の特徴

RTX A5500の特徴を3つ紹介します。

NVIDIA製グラフィックボードならではの機能を中心に紹介するので、どのメーカーの製品を導入すべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

RTX A6000との比較

上位モデルであるRTX A6000は、同じGA102コアでありながらCUDAコア数がさらに多く、ベースクロックやブーストクロックも高く設定されています。最も大きな違いはビデオメモリ容量で、RTX A5500の2倍にあたる48GBを搭載しているため、より大規模なデータセットを扱う環境に適しています。

「NVIDIA RTX™ 仮想ワークステーション(vWS)」に対応

RTX A5500は、「NVIDIA RTX™ 仮想ワークステーション(vWs)」に対応しています。

物理的なハードウェアリソースをソフトウェアで抽象化し、仮想ワークステーションを構築することで、複数のユーザーが1つのGPUのリソースを独自して利用できるようになります。

そのため、リモートで作業を行うクリエイターでも、自宅に居ながらオフィスに居る時と同等のパフォーマンスを発揮できます。

加えて、NVIDIA RTX vWsは、リソースを効率的に管理したい企業や組織に利用されることが多い機能で、新たにリモート用でITリソースを割く必要がないため、企業側にも大きなメリットがあると言えるでしょう。

エラー認定コード(ECC)を搭載

RTX A5500は、エラー認定コード(ECC)にも対応しています。

エラー認定コード(ECC)は、データ送受信や保存、処理する際に発生したエラーの検出からチェック、場合によっては修正する機能です。

科学計算や機械学習といった高度な精度が要求される作業は、小さなエラーでも結果に大きな影響を及ぼします。

エラー認定コード(ECC)があれば、こういったケースでも即時修正してくれます。

加えて、その場で修正してくれることから、24時間稼働させたいシステムにも活用がおすすめです。

エラー認定コード(ECC)をサポートしているグラフィックボードであれば、オンとオフを手動で切り替えられるので、作業の精度を高めたい方は活用してみましょう。

より大容量のメモリを求める方はRTX A6000がおすすめ

RTX A5500は、RTX Aシリーズのハイエンドクラスのグラフィックボードで、高いグラフィック処理性能やメモリ性能を持っているため、目立ったデメリットはありませんが、より大容量のメモリを求める方は、上位モデルのRTX A6000がおすすめです。

RTX A5500のメモリ容量は24GBと大容量ですが、RTX A6000は48GBと、RTX A5500の2倍です。

RTX A5500でもディープラーニングや大規模データの処理は可能ですが、よりたくさんのデータを処理したい方や、負荷の大きいグラフィック系アプリケーションを利用したい方は、RTX A6000もひとつの選択肢として検討してみましょう。

RTX A5500のベンチマーク

製品の定量的測定結果を表すベンチマークスコアを、PassMark G3D Mark・PassMark G2D Mark・消費電力の3つの観点から紹介します。

グラフィックボードを選定する際の重要な判断材料となるので、把握しておきましょう。

PassMark G3D Mark

PassMark G3D Markは、グラフィックボードの3Dグラフィックス処理性能を測る上で重視すべきベンチマークのひとつです。

RTX A5500のベンチマークスコアを他のRTX Aシリーズの製品と比較してみていきます。

RTX A5500のスコアは17337と、5つの製品のなかで最も低いスコアでした。

下位モデルのRTX A5000との差が最も大きく、RTX A5000のスコアは、RTX A5500の135%の数値です。

加えて、RTX A5500は、下位モデルのNVIDIA RTX™ A4000や前述のRTX 4500の2製品よりも下回っています。

上位モデルの方がスコアは上だと思われがちですが、ベンチマークによっては下位モデルの方が優れているケースもあります。

複数の製品を比較する際は、ベンチマークまで細かく確認することで、より用途に適したグラフィックボードを導入できるでしょう。

PassMark G2D Mark

2Dグラフィックスの処理性能を表すPassMark G2D Markもあわせて確認しましょう。

RTX A5500のスコアは813で、PassMark G3D Markと同じく、ほかの4製品よりも劣る結果でした。

RTX A5000が最も優れたスコアで、RTX A5500の127%の数値です。

上位モデルのRTX A6000のスコアはRTX A5500の108%の数値で、RTX A5000ほどの性能差はみられませんでした。

PassMark G3D Markの結果も加味すると、2D・3Dのグラフィックス処理性能を優先する方は、RTX A5000がおすすめです。

ただし、消費電力やレイトレーシング性能など、そのほかにもグラフィックボードの性能を定量的に表したベンチマークはあります。

複数のベンチマークを比較して、性能を見極めましょう。

消費電力

最後に、消費電力の観点でも比較してみましょう。

RTX A5500の消費電力は230Wと、RTX A5000と同値です。

上位モデルのRTX A6000の消費電力は300Wで、RTX A5500より70Wも高く、RTX Aシリーズ唯一の300W台です。

ランニングコストを抑えたい方は、RTX A6000の半分以下に抑えられたエントリークラスのRTX A4000やRTX A4500がおすすめです。

また、消費電力を抑えることを重視するあまり、スペック不足にならないように注意しましょう。

RTX A5500を使用している方の口コミ・評価

情報が集まり次第、更新します。

RTX A5500はどのような用途におすすめ?

RTX A5500は、プロフェッショナル向けのグラフィックボードで、2Dグラフィックスの作成や編集はもちろん、高解像度の3Dレンダリングや複雑な科学的計算、AIの学習・推論など、重い負荷を伴うタスクでも高速に処理することが可能です。

4K以上の解像度環境でも快適に稼働してくれるため、リアルタイムでの色補正や複雑なエフェクトのレンダリングなど、スムーズに進められます。

また、RTX A5500のメモリ容量は24GBと、大容量である点も大きな特徴で、メモリ規格にはデータ転送に優れたGDDR6を採用しています。

そのため、RTX A5500は、2D・3D問わず、グラフィックを扱う企業や、研究レベルの大規模なデータを扱う大学など、幅広いシーンでの活用がおすすめです。

GPU搭載PCを仕事で使うことについて

PCにはCPUが搭載されており、CPUのグラフィック機能で画面が表示されています。CPUは3D描画性能が高くありませんが、Office関連のソフトの使用がメインになる場合やゲームをしない場合は問題ありません。

グラフィックボードは外部グラフィック機能と呼ばれることもあり、主な用途としては3D描画性能を求めるゲームを快適にするための存在ですが、ここ10年程で3D描画を可能とするグラフィックボードの性能をほかの用途で活用しようとする動きが活発となっています。

主にクリエイティブ用途で活躍

特にクリエイティブ系のアプリではグラフィックボードの活用が進んでいます。

代表例としてはフォトレタッチや動画編集、CGレンダリングソフトなどが挙げられます。具体例を出すとAdobeのPhotoshopやPremiere Proでは一部のフィルタ処理を行う際にグラフィックボードによって高速化することができます。

グラフィックボードを搭載したPCを仕事で使用するメリットとして、挙げられるのはメモリです。

CPUのグラフィック機能での作業は動作が重くなる原因に

CPUのグラフィック機能はメインメモリの一部を使用するため、メインメモリの容量が減ります。したがって、複数のアプリを立ち上げて作業すると動作が重たくなる原因になるおそれがあります。

PCの仕組み上、メインメモリの速度が性能に影響されてしまうため、メインメモリが高速ではないPCの場合は、処理に多くのメモリが持っていかれてしまい、CPUの内臓グラフィック機能の性能が落ちることになります。

その点、グラフィックボードが搭載されているPCの場合は、グラフィックボードに搭載されているGPUメモリ内で済む処理であればCPUのメインメモリが使われることはないため複数アプリ立ち上げて業務を行っても動作が重くなるといった心配はありません。

ビジネスシーンなどで活躍するグラフィックボード搭載PC

Office関連のソフトをメインにPCを利用する場合はグラフィックボードの必要性は低いですが、クリエイティブ系のソフトを使用する際やAI・ディープラーニングなどの処理速度をあげられる場合があるなど活用の幅を広げられます。その他にも、ディープラーニング分野では、コアの多さを活用して行列計算をGPUに任せることが一般的。その場合は性能の高さと安定性も考慮にいれて、RTX 5000を含むNVIDIA RTX™シリーズが選ばれることが多いです。

以下のリンクから、サードウェーブの取り扱う製品を企業様・学校法人様が導入した事例をご確認いただけます。

高性能パソコンやサーバー、特別仕様のパソコンの導入をお考えの法人様はご参考になさってください。

九州大学大学院医学研究院

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RTX A5500の後継スペックを搭載したおすすめパソコン4選

RTX A5500の後継スペックであるGeForce RTX 50シリーズやRTX PRO Blackwellシリーズを搭載したおすすめのパソコンを紹介します。

RTX A5500を使用するためにどのパソコンを選んだら良いかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

THIRDWAVE BL-C9K58A-01B

THIRDWAVE BL-C9K58A-01B

OS Windows 11 Pro
CPU Core Ultra 9 285K
グラフィック GeForce RTX 5080 16GB
メモリ 32GBメモリ DDR5
ストレージ 1TB Gen4 SSD (DRAMキャッシュ)
詳細を見る
THIRDWAVE BL-C9K59A-01B

THIRDWAVE BL-C9K59A-01B

OS Windows 11 Pro
CPU Core Ultra 9 285K
グラフィック GeForce RTX 5090 32GB
メモリ 32GBメモリ DDR5
ストレージ 1TB Gen4 SSD (DRAMキャッシュ)
詳細を見る
THIRDWAVE BC-C9A57A-01B

THIRDWAVE BC-C9A57A-01B

OS Windows 11 Pro
CPU Core Ultra 9 285
グラフィック GeForce RTX 5070 12GB
メモリ 16GBメモリ DDR5
ストレージ 1TB Gen4 SSD (DRAMキャッシュ)
詳細を見る
THIRDWAVE Workstation X2632 NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition 標準モデル

THIRDWAVE Workstation X2632 NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition 標準モデル

OS Windows 11 Pro 64bit
CPU Intel Xeon w5-2545 (3.5GHz/最大4.7GHz/30MB/12コア/24スレッド)
グラフィック NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition 96GB (DisplayPort ×4) ×1枚
メモリ 64GB (DDR5-5600 ECC RDIMM/16GB×4)
ストレージ 1TB SSD (M.2 PCIe 4.0 x4 NVMe) ×1
詳細を見る

まとめ

この記事では、NVIDIA社が発売しているグラフィックボード「NVIDIA RTX™ A5500」のスペックや特徴、口コミについて解説しました。

RTX A5500は、NVIDIA RTX™ Aシリーズのハイエンドクラスにあたるグラフィックボードで、高いグラフィック処理性能とメモリ性能を備えています。

リモート業務を行うクリエイターにおすすめの「NVIDIA RTX™ vWs」や、即時エラーを修正してくれる「エラー認定コード(ECC)」にも対応しています。

RTX A5500の後継スペックを搭載したパソコンも紹介したので、ぜひ参考にしてください。